バター猫の創作ネタ収集の日々

主に小説などに使える創作ネタとアイデアを日常生活や映画、小説などから収集していきます。あとゲーム。

【考察】巧みな比喩とは何か? 分析してみた。

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ヒカリ「小説ってなんなんでしょうね」

 

ユウ「急にどうしたの?」

 

ヒカリ「いえ、最近ちょっと考えてることがあって」

 

ユウ「考えてること」

 

ヒカリ「はい。実は、小説を書きはじめたのですが」

 

ユウ「いいじゃない。小説。何かを創ることは悪いことじゃないわ。完成したらみせて」

 

ヒカリ「はい、そのときはぜひお願いします」

 

ヒカリ「でもちょっと今絶賛迷走中でして」

 

ユウ「なにに絶賛されているかは知らないけど、私にできることなら協力するわ」

 

ヒカリ「ありがとうございます。さすがユウ先輩。お人好しです」

 

ユウ「お人好しは褒め言葉じゃないわよ。まあ、あなたの場合、悪気はないんでしょうけど」

 

ヒカリ「あ、私、また失礼なことを」

 

ユウ「いいのよ。事実、私も少しお人好しなところがあるのは自覚してるから」

 

ヒカリ「そうですよね」

 

ユウ「......」

 

ユウ「それで? 何を迷っているの?」

 

ヒカリ「何を書けばいいのかわからないんです」

 

ユウ「え?」

 

ヒカリ「え?」

 

ユウ「ちょっと......確認をさせて。今小説を書いているのよね?」

 

ヒカリ「はい」

 

ユウ「どういうのなの? ジャンルとかテーマとか」

 

ヒカリ「青春ものです。恋愛要素強めの」

 

ユウ「じゃあ、それについて書けばいいのでは?」

 

ヒカリ「何を書けばいいのかわからないんです」

 

ユウ「見事にふりだしに戻ったわね。これが無限ループの始点というやつかしら」

 

ヒカリ「何を書けばいいのかわからないんです」

 

ユウ「やめて。リピートやめて」

 

ヒカリ「設定とか画とかを考えるのはわけないんですが、いざ書いてみるとなにかが違うような気がするんです。小説っぽくないというか」

 

ユウ「なるほど」

 

ヒカリ「それに書いてるうちはいいんですけどあとで見返してみると余計なものがたくさんあって全部消してしまったり」

 

ヒカリ「それでいつも小説ばかり読んでるユウさんにお話を聞いてみようと思ったんです」

 

ユウ「絶妙に引っかかる言い方をしてくるわね」

 

ユウ「まあ、なんとなく問題はわかったわ。つまり、文における小説っぽさとはなんなのか、ということね」

 

ヒカリ「そうです! その通り!」

 

ユウ「落ちついて、ヒカリ。いまやっとスタート地点に立っただけよ」

 

ユウ「そもそもこれはそんなに簡単に答えが出せるような問題じゃないと思うんだけど」

 

ヒカリ「大丈夫です。ユウさんなら必ずや答えに行き着くことができるはず」

 

ユウ「いや、あなたも考えるのよ? 一番人に任せちゃいけないところだから、そこ」

 

 比喩という表現

 

ヒカリ「やっぱり比喩ですかね。比喩」

 

ユウ「確かに小説っぽくはあるわね」

 

ヒカリ「『彼女の姿はまるで犬のようだった』こんな感じですかね」

 

ユウ「漠然としててちょっとわかりづらいわね。もうちょっと具体的にしたほうがいいかも。どういう犬なのか、とか犬のどういうときなのか、とか」

 

ヒカリ「『彼女の姿はまるで這って主人の靴を舐める薄汚れた犬のようだった』こうですか?」

 

ユウ「どういう場面なの、それは。青春でも恋愛でもない気がするんだけど」

 

ヒカリ「主人公の落とした消しゴムをヒロインが拾う、という思わずときめく初対面の場面です」

 

ユウ「ときめかないわ。まったく。いやよ、そんなの」

 

ヒカリ「プリントの方がいいですかね?」

 

ユウ「そこじゃないのよ。物を拾ってもらって『こいつ薄汚れた犬みてぇだな』は人として違うのよ。それが知らない異性ならなおさらよ」

 

ヒカリ「そうですか? 私はそういう男の人、すごく惹かれるんですが」

 

ユウ「......そうね。この話は一旦保留にしましょう」

 

巧みな比喩とは?

 

ユウ「それで比喩だけど、おそらく例えるものから角度が違えば違うほどいいと思うの」

 

ヒカリ「角度、ですか」

 

ユウ「『私に言わせれば、砂糖とミルクの入っていないコーヒーなんて片方しかない靴下と同じようなものだ』」

 

ヒカリ「おぉ、小説っぽいです」

 

ユウ「これは私のブラックコーヒーに対する『捨てたほうがまし』という想いを別の角度から捉えてみたの。これならブラックコーヒー派の人にもそれなりに伝わると思うわ」

 

ヒカリ「共通しているものを探す、ということですね」

 

ユウ「そうよ。そしてその角度が離れていれば離れているほど、なぞかけのように楽しんで読むことができるの」

 

ヒカリ「なるほど。少しわかった気がします」

 

ヒカリ「つまり、私の場合、主人公のヒロインに対する『支配欲』と『後ろめたさ』を何か違ったもので表現すればいいんですね」

 

ユウ「ちょっと気になるから一回それ書いてきて」

 

 

文章が苦手な人へ。たったひとつのシンプルな『リレー作文』という考え方。

 

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バターねこ「『私は今日、危うく遅刻をするところだった』」

 

ヒカリ「そうですか」

 

ユウ「普段からきちんとした生活リズムを維持していない証拠ね。あなたは本当に自分に甘いところがあるから」

 

ヒカリ「だめですよ先輩。朝弱いとかいう人に限ってただ夜寝るのが遅かったりするだけですから。それはまぎれもなく自業自得です」

 

バターねこ「ちょっと待って」

 

ユウ「なにかしら?」

 

バターねこ「え? リレー作文するんじゃないの? ユウが言ったんだよね? 文を書く内容に悩んだらリレー作文風に考えるのがいいわ、やってみましょう、って」

 

ユウ「そうね」

 

バターねこ「だから一文目考えたんだけど?」

 

ヒカリ「なんだ、もう始まってたんですね」

 

ユウ「突然何を言い出したかと思ったらそういうことだったの。じゃあ次は私ね」

 

バターねこ「好き放題言ってんな......」

 

不足を補う、という考え方

 

ユウ「いい? ヒカリ。このときの動きとしては前の一文に対して語られていない不足を考えるの」

 

ヒカリ「語られていない不足、ですか」

 

ユウ「そうよ。まずわかりやすいところで言えば、この一文目の中には、理由場所の描写が抜けているわ」

 

ヒカリ「たしかに」

 

バターねこ「テキトーに考えたけど、いつ、誰が、何を、どのようにってのは入ってるんだよな。5W1Hってやつのうち」

 

ユウ「だから次の一文はこの理由か場所について書けばいいの」

 

ユウ「『高校へ向かう途中、倒れている人をみつけてしまったからだ』というふうにね」

 

ヒカリ「なるほど。それなら両方説明がされていますね」

 

バターねこ「でもみつけたってだけなら、遅刻する直接の理由にはならないよな? それはいいのか?」

 

ユウ「それにも実は意味があるの」

 

話の核はどこか

 

ユウ「今の一文は理由の話にしたけど、繋げる文次第では全く別の話題にすることもできるわ」

 

バターねこ「別の話題?」

 

ユウ「例えば『私』についての説明をするなら、次の一文は『これは私の悪い癖だ』とか『今朝はどうも職場に行く気力が起きなかった』となるわ」

 

ヒカリ「つまり、そのあとからは『私』か『職場』についての話が始まるんですね」

 

バターねこ「なんかパラレルワールド的だな」

 

 ユウ「まあ、そんな感じよ。あなたの何のひねりもない文でもその後は無限の可能性を秘めてるってこと。その中から最も書きたい一文を拾い上げるのよ」

 

バターねこ「めっちゃいいこと言ってるけど、さらっとディスったよね? いま」

 

内容が尽きることはない

 

 ユウ「つまりこのリレー作文的発想というのは話の展開を考えていく上でとても役に立つものなの」

 

ヒカリ「そう思ってみるとたしかにどんどん次の文が湧いてくる気がします」

 

ユウ「まあ、実際はそれだけで文が上手くなるほど簡単な話ではないけど。あくまで考え方のひとつ、という感じね」

 

バターねこ「少なくともそれで手が止まることはなくなるわけだ」

 

ユウ「そうよ。これであなたも『内容がないよう!』なんて言わなくてよくなるのよ」

 

バターねこ「つまんな、それ。言ったことないわ。そんなつまんないこと」

 

 バターねこ「んで、ユウは結局どれにするんだ?」

 

  ユウ「そうね。実に悩ましいけど、『朝起きたら、お腹が痛かったからだ』。これで決まりね」

 

 バターねこ「もうちょっとマシな世界線あったろ......」

 

 ヒカリ「じゃあ次は私ですね」

 

 

 

事の発端↓

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【絶対忘れない】忘れっぽい人のための初対面の人間の顔と名前の覚え方!

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ユウ「それで、ここがこうなって」

 

ヒカリ「なるほど」

 

バターねこ「おーい、ユウ、ってあれ?」

 

バターねこ(知らない人がいる......)

 

ユウ「なにかしら?」

 

バターねこ「いや、なんか立て込んでるなら後でいいよ」

 

ユウ「別に構わないわよ。むしろちょうどよかったわ」

 

バターねこ「あ、そう?」

 

ユウ「ええ、あなたが何人束になってかかってこようが私を倒すことはできないわ」

 

バターねこ「何人もいねえわ。一人だよ、俺は。そして戦隊モノの悪役かお前は」

 

バターねこ「で、この人は?」

 

ユウ「彼女は後輩のヒカリよ。いまちょっとした相談にのってあげてたの」

 

バターねこ「相談? ユウが? 説教の間違いじゃないの?」

 

ユウ「間違ってるのはあなたの心よ。いちど出家するのをおすすめするわ」

 

バターねこ「重いよ、業が。そこまでじゃないだろ」

 

ヒカリ「あの、ユウさん......」

 

ユウ「ああ、ごめんなさい。もうひとつあるんだったわね」

 

バターねこ「もうひとつ?」

 

ユウ「ええ、女は悩みが多いものよ」

 

ユウ「それでヒカリ。もう一度話してもらっていいかしら?」

 

ヒカリ「あっ、はい......」

 

ユウ「この男なら気にしなくていいわ。基本的に無害だから」

 

バターねこ「それ褒めてる?」

 

人の名前が覚えられない

 

ヒカリ「わたし、人の名前を覚えるのが苦手なんです」

 

バターねこ「人の名前」

 

ヒカリ「昔から親戚の人とか、学校の先生の名前が顔と一致しなくて......」

 

バターねこ「あーわかるなあ」

 

ヒカリ「それでわたしって、こんなに人に興味がない人間だったんだなって、いっそいなくなっちゃったほうがいいのかなって」

 

バターねこ「なにもそこまで考え込まなくても」

 

ヒカリ「人間なんていなくなればいい......」

 

バターねこ「そこ!? いなくなるとこそこなの!?」

 

ユウ「つまり彼女の悩みは『どうすれば記憶力を鍛えることができるのか』ということね」

 

バターねこ「話きいてた? 絶対違うよね? いま人類に対する恨み見えてたよね?」

 

ユウ「そんな戦隊モノの悪役じゃあるまいし」

 

バターねこ「あれ? なんか話つながってるの? さっきの続きなの? これ」

 

ヒカリ「どうすればいいでしょうか?」

 

ユウ「そうね。まずは相手の顔を見て、名前を呼ぶ。なんてどうかしら」

 

耳だけでなく、他の感覚も使って覚える

 

バターねこ「どういうことだ?」

 

ユウ「まず初めて相手の名前を聞いたときに、自分はこの人のことをなんと呼ぶか決めるでしょう? 瑠璃川さん、とか武者小路くん、とか」

 

バターねこ「いや、例が悪いよ、例が。覚えちゃうじゃん。鈴木くんとかでいいだろ」

 

ユウ「そうかしら? じゃあその鈴木くんと話すとき、意識的に名前を呼ぶことにするの。鈴木くんって」

 

ヒカリ「意識的に、ですか」

 

ユウ「ええ。人って意外と話す時に相手の名前を呼ばないものなの。一対一の会話だと特にね」

 

ヒカリ「言われてみれば」

 

ユウ「そうすることで、今までぼんやりと耳で聞いて覚えるだけだった名前が自分で声に出すだけでだいぶ覚えやすくなるの」

 

ヒカリ「なるほど」

 

バターねこ「すごい。あのユウが真面目に答えてる......」

 

ユウ「失礼ね。私はいつも真面目で真摯よ。そして有益。あなたと違ってね」

 

バターねこ「俺だってそういうくらい知ってるわ!」

 

名前と顔のチャームポイントを探す

 

ユウ「あら、そう。じゃあ聞かせてもらえるかしら」

 

バターねこ「こほん、ズバリ! 人の名前と容姿の特徴をみつける。というやつだ!」

 

ユウ「まさか、『容姿と名前の特徴をみつけることによってそれらをワンセットで紐付けて、強力なイメージとして覚えやすくする』とでも言うつもり!? あるいは『その特徴を自分の記憶と結びつけ、思い出すためのトリガーにする』と言いたいの!?」

 

バターねこ「全部言ったよこの人! まさかじゃねえよ! お察しの通りだわ!」

 

ユウ「じゃあ試しにここにいるサンドバックでやってみるといいわ。どれだけ無礼があっても私が許すから。彼の名前はバターねこ」

 

バターねこ「なに普通に進めようしてんの? 俺すごい変な人みたいになってるじゃん。あと誰がサンドバックだ。こちとらそんなに丈夫じゃないぞ」

 

ヒカリ「よろしくおねがいします」

 

バターねこ「あ、はい。よろしくおねがいします」

 

ヒカリ「バ、バ......なんでしたっけ?」

 

バターねこ「はやっ! 忘れるのはやっ!」

 

ヒカリ「すみません。あまりにも興味がなさすぎて、そもそも頭に入ってきませんでした」

 

ユウ「気持ちはわかるわ」

 

バターねこ「わかるな!」

【新生活!】人間関係にも簡単に使える心理学『単純接触』とは?

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バターねこ「やらかした......」

 

ユウ「どうしたの? そんなに落ち込んじゃって」

 

バターねこ「いや、聞いてくれよ。この前人と話すのは笑顔がいいって話したじゃん? アズイフの法則のやつ」

 

ユウ「したわね」

 

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バターねこ「それをさ。実践しようと思ったんだよ。勇気を振り絞って。あの新しいクラスの恒例の自己紹介で」

 

ユウ「あなためちゃくちゃ浮いてたわね」

 

バターねこ「やめろ! 言うな!」

 

ユウ「認めなさい。あなたは浮いてたし、スベってたし、イタかったわ。あと頭が悪い」

 

バターねこ「最後のは関係ないだろ。最後のは」

 

バターねこ「まあでも実際そうだよな。これで俺は見事にスタートダッシュに失敗したわけだ。明るい学園生活は始まる前に終わり、俺の人生には分厚い暗雲が立ちこめる......」

 

ユウ「流石に卑下しすぎじゃないかしら? それにあなたに同情するわけじゃないけど、あの自己紹介の時間は控えめに言って時間の無駄よ。悪しき風潮、とても正気とは思えない。教師は何を考えているのかしら」

 

バターねこ「お前ああいうの嫌いだもんな」

 

ユウ「好き嫌いの話じゃなく、倫理的にどうかという話よ。あんな風に一人ずつ立たせて自分のことを話せだなんて。やってることはほぼ公開処刑や見世物小屋に類する非人道的――」

 

バターねこ「わかったから落ち着いて」

 

ユウ「それで、晴れて見世物デビューしたあなたのことだけど」

 

バターねこ「誰が見世物だ! 見物料とるぞ!」

 

ユウ「同じアホなら踊らにゃ損、よ」

 

バターねこ「フォローになってない! そうじゃなくて、これからなんとか俺の評価を取り戻す感じの助言をください」

 

ユウ「そうならそうと始めから言ってくれればよかったのに」

 

会えば会うほど警戒心はとける。

 

ユウ「『単純接触の原理』という言葉を聞いたことがあるかしら?」

 

バターねこ「タンジュンセッショク?」

 

ユウ「......じゃあ、『熟知性の原理』は?」

 

バターねこ「ジュクチセイ?」

 

ユウ「......」

 

バターねこ「なにそれ?」

 

ユウ「さあ、何だったかしら?」

 

バターねこ「急にめんどくさくなっちゃったよこの人! いや、悪いのは俺だけれども! ここまで来たら教えてよ!」

 

ユウ「はあ、仕方ないわね」

 

ユウ「これらは簡単に言うと『会えば会うほど好感度が上がる』ということよ」

 

バターねこ「そんなギャルゲーみたいなことが!?」

 

ユウ「ギャルゲーみたいかどうかはともかく......人は何度も接触したものに対しての印象が良くなってくるの。警戒心がとけるわけね」

 

バターねこ「なるほど」

 

ユウ「実際CMなんかはこの原理を利用して何度も視聴者の目に触れることで印象を操作しているの」

 

バターねこ「なんか悪いことしてるみたいな言い方やめて」

 

バターねこ「でもそう言われてみるとCMで聞いたことある歌とかは全部耳に残るし、いい曲多いな」

 

ユウ「例えばあなたの家に空き巣が入ったとするでしょう?」

 

バターねこ「うんうん」

 

ユウ「次の日もその次の日も家が荒らされる」

 

バターねこ「いやまあおかしいけどね? そんな何日も空き巣に入られる家。俺の家どんだけセキュリティゆるいんだよ」

 

ユウ「毎日入られてるうちにあなたは空き巣に対して好感をもってしまうの」

 

バターねこ「もたねえよ! 何の話ししてんだ! なんだよ空き巣に対しての好感て! いらねえわそんなもん」

 

ユウ「これが俗に言うストックホルム症候群というやつよ」

 

バターねこ「違うから! それ誘拐犯のやつだから! 今それ関係ないから!」

 

ユウ「まあとにかく始めにつまずいたとしても、毎日根気強く会っていればクラスメイトと話す機会も増えるでしょう? 少しずつでも会話を増やすことであなたという人間をもっと知ってもらうの。そうすれば必ずあなたの印象は変わっていくわ」

 

バターねこ「そうかな?」

 

ユウ「ええ。大事なのは自分の殻に籠もってしまわないことよ。鍵を掛けずにオープンに。そうすれば空き巣だってきっと――」

 

バターねこ「空き巣から離れろよ!」

 

【フリでも笑え!】笑顔がもつ心理的効果とは?

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ユウ人とのコミュニケーションにおける最大の武器は笑顔』よ」

 

バターねこ「笑顔?」

 

ユウ「そう。笑顔は見ている人の心に感染して、相手にも楽しい気分を伝える事ができるの」

 

バターねこ「こう?」ニッ

 

ユウ「......それはさておき、今日試験範囲の発表があったけど」

 

バターねこ「なあ、そんなにだめだったか? 俺の笑顔」

 

ユウ「だめというか悪ね。悪」

 

バターねこ「悪ってなんだよ。なんだその感想」

 

ユウ「いや、なにか悪巧みしてたから」

 

バターねこ「企んでねーわ、なんにも。こちとら善良な一般市民だわ」

 

ユウ「自分の信じる善が必ずしも他人のそれと一致するとは限らないわ」

 

バターねこ「なんで俺が悪者の方向で話し進めようとしてるんだよ!」

 

ユウ「ごめんなさい。つい」

 

ユウ「それで、何の話だったかしら?」

 

バターねこ「笑顔でしょ。笑顔」

 

ユウ「ああ、そうだったわ」

 

ユウ「『笑う顔に矢立たず』ということわざがあるわ。昔の人が言う通り、笑顔が素敵な人は相応な理由がない限り他人からは悪く思われたりしないものよ」

 

バターねこ「なるほどなぁ......。確かに友達多いやつとかってなんか笑ってる顔が自然と浮かぶしな」

 

ユウ「わかったら、あの誘拐犯みたいな表情をなんとかすることね」

 

バターねこ「もういいだろ! そこは!」

 

笑顔を作るから幸せになる。

 

ユウ「それと笑顔には相手だけじゃなく、自分にも効果があるわ」

 

バターねこ「自分にも?」

 

ユウ「そう。『人間は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せになるのだ』とある哲学者の言葉よ」

ja.wikipedia.org

 

バターねこ「いいこと言うじゃん」

 

ユウ「考えうる限り最高に薄っぺらい感想だわ。私とジェームズに謝りなさい。特に私に」

 

バターねこ「ジェームズって誰だよ。あとお前に謝るほど悪いことしてないだろ俺」

 

ユウ「まあいいわ。戯言はそのへんにして話を進めるわね」

 

バターねこ「......はい」

 

ユウ「ジェームズは感情とは行動によって決定されるものだという心理のことを言っていたの。ほんといいこと言うわねジェームズ」

 

バターねこ「いやいや、それさっきの俺のコメント。さっきの俺の」

 

ユウ「そしてジェームズのこの考えは『As if(アズイフ)の法則』と呼ばれ、数々の検証実験を経て、正しいことが証明されているわ。やったわねジェームズ」

 

バターねこ「なんでお前そんなに馴れ馴れしいんだよジェームズに。話が頭にはいってこないよ全然。友達かよジェームズ」

 

ユウ「つまり」

 

バターねこ「つまり?」

 

ユウ歌を歌えば幸せになれるわ」

 

バターねこ「笑顔どこいったんだよ! 最初に聞いたわそれ! アズイフなんだったの!」

 

バターねこ「違うだろ。笑顔を作るから自分も楽しくなるし、相手にもその楽しい気分が伝わり、双方によりよいコミュニケーションがもたらされる。だからフリでも笑え。そういうことだろ?」

 

ユウ「すごいわ。あなた哲学者になれるんじゃない?」

 

バターねこ「ジェームズに謝れ!!」

 

 

www.butterneko.com

バターねこの雑談部、結成。

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バターねこ「さて、やるか」

 

ユウ「ええ、そうね」パラ

 

バターねこ「.......」

 

ユウ「.......」

 

バターねこ「ちょっとまって」

 

ユウ「なにかしら?」パラ

 

バターねこ「『なにかしら?』じゃなくて。普通こういうときは何するのか訊くだろ」

 

ユウ「なにをするの?」パラ

 

バターねこ「うん。まずその文庫本を置こうか。森見登美彦さんのね。『四畳半神話大系』ね。おもしろいけどね」

 

ユウ「はぁ。仕方ないわね」

 

ユウ「それで、なんで私呼ばれたの?」

 

バターねこ「雑談をしようぜ。雑談を」

 

ユウ「......」

 

バターねこ「おいやめろ。排水口に絡まった髪の毛を見るような目で俺を見るんじゃない」

 

ユウ「あなた自分のことをそんなふうに思っていたの? 大丈夫よ。違うから安心して」

 

バターねこ「あ、そう?」

 

ユウ「そもそもアレはもともと自分の一部だったものよ? 過度な軽蔑を示す表現としては不適切だわ」

 

バターねこ「返せよ! 俺の安心! なんだよ、過度な軽蔑って!」

 

ユウ「ごめんなさい。あまりに突拍子もないことだったから」

 

バターねこ「コホン、とにかくだな」

 

バターねこ「人が二人いれば会話が発生する。これはごくごく自然なことだ」

 

ユウ「異議あり」

 

バターねこ「早いよ。意見が。いま前置きじゃねえか」

 

ユウ「私は相手によっては口を利かないことがあるわ」

 

バターねこ「そういうのやめよう? 友達いなくなるよ?」

 

ユウ「こんなことでいなくなる人は友達とは言わないわ」

 

 バターねこ「お前よく今までやってこれたな」

 

ユウ「あなたに言われたくないわ」

 

バターねこ「ぐぬぬ。俺も友達が多くないだけになんとも言えん」

 

バターねこ「と、とにかくだ」

 

バターねこ「何を隠そう、俺はあんまりそういう会話が得意ではない」

 

ユウ「そうなの? てっきりコミュ力あると自惚れてるんだと思ってたけど」

 

バターねこ「......だからさ。訓練がしたいわけよ。雑談の」

 

ユウ「それで私が選ばれた、と」

 

バターねこ「題して! 『バターねこコミュ障改善プロジェクト #4』!」

 

ユウ「......そういうところから直していったほうがいい気がするわ」

 

バターねこ「なんか言った?」

 

ユウ「いいえ、独り言よ」

 

ユウ「#4っていうのはなんなの?」

 

バターねこ「話すとながい」

 

 ユウ「そう。じゃあ訊かないわ」

 

ユウ「会話の訓練をするのはいいとして、題する必要ある? お寒いバラエティみたいになってるじゃない」

 

バターねこ「なんだよ。じゃあ他に案あるのかよ」

 

ユウ「そうね。『対人間特化話術研究会』とかにすれがいいんじゃない?」

 

バターねこ「いや、物騒だよ! 物騒! なんか呪いとかそんなん想像しちゃったわ!」

 

 ユウ「ちがうの?」

 

バターねこ「違うねえ! まず相手に対する敵意みたいなものを消さないとね!」

 

バターねこ「......まあいい。とりあえず呼び方の件は保留で。とにかくこれから俺はコミュ力を磨く! 協力してくれ」

 

ユウ「それで、私は何をすればいいの?」

 

バターねこ「話し相手になってくれ」

 

ユウ「え」

 

バターねこ「話し相手になってくれ」

 

ユウ「いや、聞こえてたわ」

 

バターねこ「普段どおり、俺と接してくれればいい。よろしくおねがいします」

 

ユウ「いままでの話、私にする必要あった!?」

 

続く?

創作を始めるときに、まずキャラの欠点を設定するべき3つの理由。

 

皆さんごきげんよう。バター猫です。

 

突然ですが質問です。

皆さんが好きなアニメや漫画、小説のキャラの特徴をいくつか思い浮かべてみてください。

 

「かっこいい」「かわいい」「優しい」「明るい」「ツインテ」「八重歯」「食いしん坊」「笑顔に元気がもらえ......おっと、この辺にしておきましょう。

 

そのキャラには必ずといっていいほど欠点、もしくは弱点があるのではないでしょうか?

 

今回はそんな欠点とキャラ作りの関係についてです。 

 

欠点がない人間はいない。

 

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 まずお伝えしたいのが、人は誰しも欠点を持っているということ。

 

なんだか自己啓発じみた匂いがしてきたぞ」と思われるかもしれませんがそういう話ではありませんので、ご注意を。

 

どれだけ自他ともに認める完璧人間がいたとしても、人間であり精神がある以上どうあがいてもそういう部分は存在します。

 料理が得意な人もスポーツは苦手だったり、どれだけ成績が優秀なビジネスマンでも恋人とうまくいかなかったり。

 

程度の差こそあれ、実は長所よりもこういった短所の方がその人の内面を浮き彫りにし、その人を形作っている個性なのです。

 

創作というのはとどのつまり、人物を描く、ということ。

欠点を考えるという行為は登場人物にリアリティを与えるうえでの最重要なプロセスなのです!

 

なぜはじめに設定するのか。

そんな欠点の設定ですが、私はそのキャラを創り始める上で最初に定めるのが有効であるという考えを支持しています。

 

その理由は3つ。

 

理由その1 ストーリーが作りやすくなる。

多くの物語(特に映画など)はその始めに主人公に問題が提起され、それを解決出来るか? という問いかけのもとストーリーが構成されています。

 

その問題はほとんどの場合、主人公自身の脆い部分と密接に関わっているのです。

 

例として、アメリカのヒーロー映画では驚異的な能力をもつヒーローたちが自身の内面の欠点と葛藤する様がほぼそのままテーマとして描かれているのがわかりやすい。

 

問題のない順風満帆な人間ほど、ドラマチックな物語を紡ぐのは難しいのです。

 

 

理由その2 感情移入がしやすい。

前述と関連してきますが、人というのは大なり小なり欠点があるもの。

それはつまり完璧ではない人間のほうが親近感が湧きやすくなります

 

何も努力せずに全教科でいい点を取るキャラと多少の苦手教科があるキャラ。

どちらに親しみを覚えるかは明白なはず。

 

理由その3 キャラに深みを与えることが出来る。

そしてこれが最も重要にして最大のメリット。

 

欠点を与えることでそのキャラに関する様々なものが見えてきます。

その部分が形成されるまでの経緯、生い立ち、そしてそれが人格に与える影響、言動、などなど。

 

反対に長所を考えるときにも短所を克服しようと努力した、など説得力をもたせることも可能に。

 

短所を軸にそのキャラクターをリアルに掘り下げていくことができるのです!

 

まとめ

今回はあくまで自分の創作活動におけるテクニック、というスタンスで話を進めてきました。

しかしこれは自分が他人の作品を楽しむとき、または実生活の人間関係の分析なんかにも役に立つもの。

 

考え方の一つとして心の隅に置いておくと思わぬ発見があるかもしれません。

 

【今すぐやるべき!】3ヶ月、音読をしてわかった4つのメリット。

どうも、皆さん。バター猫です。

 

さて前回私は趣味で小説を書いたりしている、というお話をしました。

その訓練の一環として始めたある習慣がとても気に入っているので、ご紹介いたします。

 

その習慣とはズバリ音読です!

 

私が音読を始めたワケ。

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音読、というと小学生のときの国語の授業を思い出す方がほとんどかと思います。

 

静まる教室。集まるクラスメイトたちの視線。教科書を泳ぐスイミー。

思い出すだけでちょっと吐き気が。(アガリ症)

 

漢字が読めないととんだ恥さらしになるので前日に読むであろう範囲を予習していったこともありました。

「何ページを何回読む」という宿題もあったはず。

私にはおよそ真面目にやっていた記憶はありませんが。笑

 

そんなあんまりいいイメージのなかった音読

私が始めたのはあくまで語彙力を鍛えるという小説修行のためでした。

 

音読のメリットとデメリット。

さてそんな風に音読を始めてから3ヶ月。

 

あっ、いい。音読、いい

 

そのあいだ思った以上に音読の可能性というか有用性に気づいてしまったので、その解説をしていきます。

 

メリットその1 語彙力の強化!!

 まず当初の私の狙い通りこの点に関してはかなりの経験値が蓄積されました。

 

自分のわからない語句や馴染みの薄い言葉なんかは往々にして読むことが出来なかったり、躓いてしまうもの。

声に出して読むことでそれがよくわかります。

つまり、黙読や速読に比べてわからないことがわかるようになるわけです。

 

そして即座に調べて読み直すことで、インプットとアウトプットを同時に行うことが出来る。まさに一石二鳥。

 

メリットその2 会話の訓練に。

実は音読というのは会話の訓練にもってこいです。これは割と棚ボタでした。

 

重度のコミュ障というほどではないのですが、もともと口数が少なく以前の私は人との会話に少なからず苦手意識がありました。

相槌をうったり、質問をするだけに留まることもしばしば。

 

しかし音読をするようになって、明らかに自分から会話するという行為に対する抵抗が薄くなりました。

 

これは単純に話すことに慣れていくという側面が大きい。

それに加えてなにか言葉を聞いたときの反応が早くなったのも、大きな要因の一つでしょう。

 

メリットその3 滑舌改善。

これはメリットその2にも関連してきますが、滑舌がよくなります。とくにサ行。

 

私は音読をするとき自分で一回ずつ録音しています。

それを聞き返すと始めたころより一つ一つの音が格段にキレイに発音出来ているのがわかります。

 

 メリットその4 朝からフルスロットルで活動出来る。

 朝の習慣としてジョギングや読書をする方は多いかと思います。

私はそんな朝活に音読を取り入れることを非常に強く推したい。

 

その理由はいくつかありますが、その最たるものは自分にエンジンがかかるから。というものです。

 

まず声を出すというのが寝起きの頭にはいい刺激になるのは有名な話。

それはこの3ヶ月、身をもって感じました。

 

そしてそれ以上に文の意味を耳で捉え頭で理解するというプロセスが、車にキーを差し込みエンジンをかけるように、自分の思考を目覚めさせてくれるのです。

 

朝、職場について初めて声を出して話すのと自宅での音読のあと会話するのとでは、相手に与える印象は天と地ほどの差があります。

 

デメリット 本を読む意識が変わる。

ここまでひたすらにメリットを紹介してきました。

事実私にとって音読とはそれほどにいいことづくしだったのです。

ですが全くデメリットが無いとも言い切れません。

 

人によっては意識的に速読の訓練をしていたり、読書はわざわざ時間を決めてやるようなものではないという哲学を持っていたりするケースもあるでしょう。

 

そんな方々には音読は向かないかもしれません。

なぜなら声を出すというのは多少なりとも疲れますし、そのスピードには限界があるからです。

 

この辺は自分の本に対する姿勢との折り合いが必要になる場合もあるでしょう。

一度試してみるのもいいかもしれません。

 

 音読の具体的なやり方。

 

  • 時間は朝食後15分~20分
  • 可能な限り早口
  • 録音しながら
  • わからない部分は線を引いたりメモをとりその都度調べる
  • 読む本は小説

 

私は3ヶ月間、紆余曲折あった結果、このやり方に落ち着きました。 

 

肝心なのは早口でという部分

普通に読んでもいいのですが、するのとしないのでは頭の回転と口の回りがまるで違います。

 

録音に関しては当初、「もしかして自前のオーディオブックが出来るのでは!?」と録っていますが未だに人に聞かせるレベルで、というのは難しいところ。 

ただ目標があったほうがいいと考え、続けています。

 

しかしこれらはあくまで一例ですので、自分にあったやり方や目的にあった本の種類を探してみてください。

 

 まとめ

長々書いてきましたが、他にも細かいメリットを含めると枚挙に暇がありません。

 

今考えるとあの国語の授業は理にかなっていたんだなとしみじみ。

なんでもっと早く始めなかったんだろう......。

 

兎にも角にもやってみることをオススメします。

 

 

小説を書くことで気づいた大切なこと。

皆さんはじめまして。

バター猫というものでございます。以後お見知りおきを。

 

さて突然ですが私は趣味で小説を書いています。

「本だしてみたいなぁ」とか「小説家、あこがれるなぁ」とか漠然と思案する毎日。

 

しかしそんなフワッとした考えとは別に小説を書いていて思うことがあります。

 

小説を創り上げることの素晴らしさ。

 

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テーマを決め、プロットを作り、構成を練り練り、文章をひねり出し......。

時折そんな創作活動がどうしようもなく好きでたまらなくなる時があります。

 

もはや愛してると言っても過言ではありません。

それこそこんなブログを作ってしまう程に。

 

「もしかしてこの人小説書いてる自分に酔ってる???」

そんな風に思われる方もいるかもしれません。

 

......そうですね。否定はできません。

小説書いてる奴なんて大抵そんなものです。(偏見)

 

ですがそれもひっくるめた上でこの「小説を書く」という行為は価値あるものなのです。

 

なにがそんなに「素晴らしい」のか。

 まず皆さんは小説を書くということにどんなイメージをお持ちでしょうか。

「なんか書き方難しそう」、「想像力がいりそう」、「そもそも楽しくなさそう」etc......

 

まあ実際書いていてそういうときもあります。

このあたりは個人差があるでしょうが。

 

しかしそれらはあくまでこの創作活動の一端でしかなく、汲み取るべき部分は他にあります。

 

語彙力の向上

 わかりやすいところとして、私は小説を書き始めてから明らかに日本語が上手くなりました。

漢字の読み書きからふとした日常の会話まで。

 

これは日常の中に執筆というものが組み込まれる事によって、知らない語彙や表現に出会ったときの対応が変わった為。

 

 「この言葉こういう場面で使えるな」という風な意識がはたらくわけです。

それ故自分の記憶に強く残ります。アウトプットでもありますね。

 

 想像力の鍛錬

 想像力、と一言で括りましたが、この力には様々な 効果があります。

 

例えば誰かから何か嫌な言葉を言われたとき、自分の感情には左右されずその人の側に立ってその理由を考えることができるように。

あるいはTVでお笑い芸人のコントを観ていても、小説を読んでいてもそれらの本質を理解する助けになることも。

 

小説を書いているとこういった自分には見えない部分を想像する力が養われます。

 

感情のコントロール

 そうして想像する力が発揮されると、自ずと次に自分が取るべき反応がわかってきたりもします。

 

これは自分の書く物語の主人公を動かしている感覚に近いかもしれません。

 客観的に状況を整理することで、自分の感情の手綱を握ることができます。

 

 まとめ

ここまで読んで頂いたように小説を書くという行為のなかには意外にも実生活に役立つスキルが隠れていました。

 

私自身そんなことを予期して始めたわけではなかったので得した気分です。 

 

小説家になろう」なんかで公開もできるので始めるのは割と簡単。

https://syosetu.com/

 

迷っている人は何か書いてみることをおすすめします。